退職の挨拶では、これまでのお礼と、退職後も取引が続くための連絡先を伝えます。最終出社日、最終対応日、退職日は同じとは限りません。相手が次に連絡する日を想像し、必要な窓口を迷わず見つけられる文章に整えましょう。
取引先に必要なのは対応できる日付
退職日まで休暇に入る場合などは、退職日だけを書いても連絡の締切が伝わりません。自分が業務に対応する最後の日と、後任が窓口になる日を明記します。退職日そのものは、社外案内の方針と必要性に合わせて載せます。
社外への通知時期は、上司や引き継ぎ担当と確認します。進行中の案件がある相手には、最後の日の挨拶だけで初めて変更を知らせる状態を避け、先に担当変更の案内を行います。挨拶文の送信で引き継ぎが完了するわけではありません。

引き継ぎの段階別3文例
01|後任と一緒に退職を知らせる
件名:退職のご挨拶と担当変更のご案内([会社・氏名])
平素よりお世話になっております。[会社]の[氏名]です。このたび[日付]をもって退職することとなりました。私の最終対応日は[日付]となります。[切替日]以降は、[後任の部署・氏名・連絡先]が担当いたします。これまで賜りましたお力添えに、心より御礼申し上げます。
02|既に引き継ぎを案内した相手へ
先にご案内したとおり、本日が私の最終対応日となります。[案件・仕事]では多くのお力添えをいただき、誠にありがとうございました。今後のお問い合わせは、引き続き[後任氏名・連絡先]へお願いいたします。略儀ながら、メールにて御礼と退職のご挨拶を申し上げます。
03|個人の後任ではなく部署が受ける
私の退職に伴い、[日付]以降のお問い合わせは[部署・共通窓口]にて承ります。進行中の[案件名]につきましても、同窓口へご連絡ください。窓口:[承認済みの連絡先]。これまでご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

退職後の連絡先は安易に載せない
会社の顧客との挨拶に、私用のアドレスや転職先を当然のように加える必要はありません。業務の連絡は会社の正式な窓口へつなぎます。退職後も自分が案件を処理できると誤解される「いつでも私へご連絡ください」は避けます。
取引先ごとに宛先を確認し、他社の連絡先が見える一斉送信をしないようにします。長年の感謝を個別に添える場合も、社外へ伝えられない取引の事情や社内評価を文章に入れないようにします。
未完了の用件は挨拶から分けて整理する
最終日までに回答できない質問があるなら、誰がいつ案内するかを引き継ぎ担当と確認します。「今後はよろしくお願いします」だけで未回答の用件を終えず、案件名と次の窓口を示します。返信を受けられる期間に合わせて送信し、署名も実際の所属と揃えます。

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退職の挨拶に品物を添える場合
取引先への退職挨拶は、メールや訪問でのお礼だけでも伝えられます。品物を用意する場合は、会社の方針と相手の受取規定を確認します。取引を個人へ引き継ぐための贈り物にせず、人数や保存に合う範囲で選びます。
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