卒園カードは、「小学生になるのだから」と次の課題を並べるより、園で過ごした一場面を書き残すと、その子だけの贈り物になります。一緒に見たことや本人が話してくれたことから、思い出を一つ選びましょう。
大きな成果でなく、目に浮かぶ一場面を選ぶ
運動会での順位や皆勤だけが題材ではありません。帰り道で歌っていた歌、好きだった遊び、持ち帰った絵の話も使えます。「誰よりも」「一番できた」と比較せず、「あのとき楽しそうに話してくれたね」と自分が受け取った姿を書くと、評価表のような文章になりません。
保護者以外から書く場合は、園での様子を知っているふりをしないことも大切です。祖父母なら見せてもらった作品、先生なら実際に関わった場面を選べます。事情を詳しく知らない子には、卒園そのものを祝う短いカードで十分です。

思い出の入れ方がわかる3文例
01|子どもが話してくれた遊びを使う
そつえん おめでとう。[すきだったあそび]のおはなしを、いつもたのしくきいていたよ。これからも「おもしろい!」とおもうことに、たくさんであえるといいね。
02|祖父母から、見せてもらった作品に触れる
そつえん おめでとう。みせてくれた[さくひん]、とてもうれしかったよ。いっしょうけんめいおはなししてくれたことも、おぼえています。またあえたとき、いっしょにおはなししようね。
03|短いカードに一言だけ
そつえん おめでとう。[いっしょにしたこと]、たのしかったね。これからも、きみのすきなことをたいせつにしてね。

「泣かないで」より、その子の気持ちが残る言葉へ
「もう泣かないで学校へ行こうね」「苦手を直そうね」は、卒園のお祝いに別の目標を持ち込みます。「寂しくなるね」と本人が話しているなら、その気持ちを急いで明るく言い換えず、「大好きな先生と過ごした時間、覚えていたいね」と受け止められます。進学先が未確定なら、学校名を書かない形を選びます。
声に出して読める長さに整える
清書の前に一度ゆっくり読んで、途中で息が切れる文を分けます。本人へ渡すカードなら、意味の難しい四字熟語より普段の言葉が合います。園で掲示する場合は指定の文字数や記名方法に従い、ほかの子の名前や家庭の事情を勝手に載せないようにします。

Recommended Gifts
卒園の記念品は、家庭の予定と合わせる
タオルや飲み物、お菓子、選べるギフトなどは、家族の希望を聞いたうえで検討できます。食品は食べられる物を確認し、学校用品は指定品を先に確かめます。カードを残すことが目的なら、品物を大きくする必要はありません。
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